TOEIC

金フレの最も効率的な使い方~TOEIC700点までのロードマップ~ | ruralblog

こんな人におすすめ
  • TOEIC700点を目指している方
  • 単語帳を具体的にどう使えばいいのか分からない方
  • 900点とかある人の単語帳の使い方って自分と同じなの?と気づいてしまった方

 

今回は、

「金フレって有名だけど、どう使えば効率がいいの?」

「金のフレーズの使い方が多く紹介されすぎてどれが正しいのか分からない!」

という人に向けて、具体的な使い方を情報発信することで、みなさんの TOEIC のスコアアップに直結するようなことを書いていきます。

 

また、”こんな人にオススメ”のところに、「900点とかある人の単語帳の使い方って自分と同じなの?と気づいてしまった方」とありますが、それについて少し説明を付け加えておきますね。

みなさんは、ネットで「○○の勉強法」を調べるときに、その道のスペシャリストが、言っている勉強法って逆に信じられますか?

例えばTOEICに関して言うと、TOEICの満点者なんてほとんど天才みたいな人(東大とか)が多いにもかかわらず、そんな天才の人の勉強法を真似してみなさんの点数は伸びるのでしょうか。

その辺のことについて、「たしかに」って思われた方は、以下にこのブログでは「過程」を大事にして情報発信しているといった内容なので是非読んでみて頂けると嬉しいです。

ruralblogのコンセプト 低学歴でも就職人気ランキング上位の外資系企業に就職する方法 といったタイトルの記事をよく見かけませんか? ...

 

TOEIC を受けるなら、必ずと言っていいほど、持っておいて損がないのが「金のフレーズ」です。

私がTOEICの勉強で最もお世話になった参考書の1つです。

 

もし、これを読んでくれている皆さんが、まだ使ったことないのであれば、是非活用していただきたいと思います!

金フレはきちんと手順を追って、活用しないとあまり効果を発揮しません。そのため、詳しく説明したいので、この記事は少し長くなっております。

もし、本気で点数をアップさせたいと思っているのであれば、最初から最後までしっかりと読んで頂きたいのですが、お時間がなかったりする場合は、目次などを使って飛ばしてお読みください。

 

金フレって何?

 

 

TOEIC対策の代名詞と言っても過言ではないのが、この”TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)”です。
この参考書の著者であるTEX加藤さんは、TOEICの研究者のような方で、40回以上TOEICを受講しており、ほぼほぼ満点を獲得している方です。

その方が厳選した、TOEICの中実際に出てきた英単語が収録されています。そのため、この参考書をきっちりしておくと、

ライアン
ライアン
ラッキー!これこの前覚えたやつじゃん!え、これも。あ、これも、え、これもこれもこれも

みたいな状況が起こります。冗談じゃなくて結構頻繁に起こります。

金フレの単語を全部覚える

 

まず、「金フレ」をしていくにあたって1つだけ絶対に抑えておかなければならないことがあります。

1~1000まで全部の単語を覚える

金フレでは、英単語がレベル別に分かれており、600点レベルから900点レベルまで100点ごとに分かれています。そのため、だいたいの金フレの使用者は、「私は700点を目指すから、700点レベルまでする!」と言って、全部の単語を覚えません。しかし、私は実際に学習する際には目指すレベルに関わらず1冊すべての単語をやりきることをおススメします

その理由として2点説明していきます。

欠けた英語力を単語力でカバーできる

 

金フレでは、レベル別に英単語を分けてくれていると言いましたが、みなさんの長文力、文法力と英単語力は、同じでしょうか?

例えば、単語力が700点レベルであったとしても、長文力が300点、文法力が400点レベルだとしたら、簡単に平均をとると、その人は470点レベルのTOEIC力ということになります。

つまり、長文を読むのが遅くて長文力が低い人であれば、その分を補うだけの、英単語力を身に付けなければいけません。さらに、TOEICは、基本的に時間との勝負になることがほとんどです。そうなると、あなたの純粋な「長文力」は発揮されません。しかし、英単語力は、事前に対策すればするだけ、発揮されるので、事前にしっかりと対策をして、実質900点レベルの英単語力を持って、TOEICに挑めば、相当なアドバンテージになるはずです。

英語の読める読めないに単語の難易度が関係しない

大学入試や、センター試験でよくこんな言葉を耳にしませんでしたか?
教師A
教師A
難しい単語は意味分からなくても周りから推測すれば大丈夫だよ!
たしかに、TOEICでもそのような場面がないとは言えません。

しかし、大学入試などに比べて、その機会というのは圧倒的に少ないのがTOEICです。この単語を知らなければ、実質正解できないじゃんという問題が、毎回何問も出題されています。実際に、私が最も最近受験した2020年1月12日のTOEIC公開テストでも、そのような問題が多数出題されていました。

アプリの金フレとどっちを使えばいいのか

今回私は、2020年1月12日のTOEICに向けて、初めてアプリ版の金フレを用いてTOEICの対策を行いました。以前までは書籍版の金フレを使っていたのですが、今回は少し試してみようかなと思い使ってみることにしました。ひとまず、非常に使いやすかったです。おすすめです!

詳しいアプリの金フレと書籍の金フレの違いについては以下の記事を見てください。

【近日公開】TOEICと言えば「金フレ」|アプリ版と書籍版の違いについて

 

金フレを使った英単語学習の手順

 

英単語に関してなのですが、TOEICを短期間で点数アップさせようと思っているのであれば間違いなく単語を徹底的に覚えるのが、一番の近道です。

大学入試などでは、単語帳の後ろのほうに載っていたりする難関単語は、限られた大学の試験などあまり見かけることは少ないかもしれません。しかし、先ほども述べたようにTOEICは全く別です!

しっかりと全部覚えましょう。

 

それでは、私が行った金フレ(アプリ版)の使い方について説明します。アプリ版と書いてありますが、書籍版でもすることは同じです。ただ、書籍版だと音が聞けないというデメリットがあるので、その点にだけ注意しましょう。以下では、書籍版でも問題なく対策できるように説明していますので、書籍版しかもっていないかたも安心してください!

一単語ずつ音を流しながら単語を覚えていく

 

アプリ版の金フレでは、次の単語を表示する度に、音声を流してくれます。この機能を利用して、発音も一緒に勉強しました。意外とこのときの発音の勉強がListeningパートで、ものすごく役にたちました。例えば、音を聞くまで”brochure”の発音は、カタカナで言うと「ブロウチャー」だと思っていましたが、正しい発音は「ブロウシュァー」だったりと。

 

ライアン
ライアン
おい、俺は本派だから、本使わせろ。

そういう方もおられるかと思います。

紙の電子化が進んでいますが、やっぱり紙が好きって人多いですもんね。私も他の参考書はほとんど紙媒体を使っていますので気持ちは分かります。

 

そういうときは、片手に電子辞書もしくは、辞書アプリ、辞書サイトを置いて勉強を行ってください。そして、もし少しでも自信を持って発音できない単語が出てくれば、すぐに調べて音を聞く。これを必ずしてください。結構時間が取られるかもしれませんが、勉強はめんどくさいことを、地道にした人だけが勝ちますので、是非耐えてください。

また、このときに私が使用していたのは、電子辞書もしくは、以下のサイトです。

別に、他の英語の辞書サイトでも全然構いませんが、このWebサイトは、例文が非常にバリエーションに富んでおり、私の勉強法にあっていたと思います。しかし、たまにこの例文で使われている熟語と、自分が今調べている熟語って、文字列的には同じだけど、使われ方がちょっと違うのかなというものまで、載っているほとバリエーションが多いため、その辺りだけは注意しておくことをオススメします。

意味がよくわからない・使い方がわからない単語と熟語は例文を書く

 

基本的には金フレのみで英単語学習を進めていくのですが、たまにこんな単語ありませんか?

意味は一応分かるけど、どういうこと?

単語帳で出てきたら分かるけど本文中でスッと訳せない

例を挙げると、私の場合「trade fair」という英単語がそれにあたります。意味は”見本市”という意味なのですが、いや、見本市ってなに?となり、その単語が実際に長文で出てきたときに全然頭のなかにそのイメージが浮かばないだろうなと勉強していて思いました。

あと、熟語に関しては、ほとんど今から言うこの手法で勉強しました。「live up to A」で「Aに応える」という意味なのですが、いやいや、全然実際に使ってるイメージ湧かないー。となったので。

その手法とは見出しにもある通り、自分でノートを作りそこに例文と共に書いていくというものです。実際に書いていたノートがコチラです。(字が汚いのはお許しください。)

ここで、例文を書くと言いましたが、これが英単語・英熟語が実際に使われている状況で、イメージできるということに密接に関わってきますので、くれぐれもとばさないようにお願いします。

また、このときの例文の書き方に関しては、インターネットで調べたい言葉を検索して、使用例のところからもってくることをオススメします。

自分で例文を考えるという方法もありますが、私はオススメしません。なぜなら、使われ方が分からなくて調べたのに、自分で例文を書いたら、調べた意味がなくなってしまうからです。

そのため、ネット上のいくつかの例文から、「この表現は本番でてきたら分からなかったな。」とか「受動態になったら意味分かりづらくなりそう。」と言ったことを判断基準として、例文を選択し、ノートに書いていってください。

 

どんなペースで英単語を勉強すればいい?

 

英単語の勉強するペースについては、人それぞれで、例えば毎日10個ずつ完璧に覚えるという人もいますでしょうし、一日にきちんとでなくても100個ずつ覚えていくという人もいるでしょう。

私は、後者の1日にきちんとは覚えられなくても100個ずつ覚えていくという方法をオススメします。しかし、短期間で点数アップさせたい方は、1日300単語とかを一気にやっちゃってください!

それでは、金フレの見開き1ページ分の勉強法について紹介します。金フレを開いてみてください。

金フレには、基本的に見開き1ページに10個の単語が並んでいますね。私の場合は、このように1ページ1ぺージ暗記に取り組んでいました。記憶力に乏しく、暗記は大っ嫌いな私でも覚えられた方法なので、みなさんもやってみてください。きっと効果抜群だと思いますよ。

  1. 上から順に、日本語訳を隠し訳してみる(英→日)
  2. 訳せなければ訳を見る(※)
  3. 訳せた or 訳を一時的には覚えた ら次の単語へ
  4. これが1番下まで行けば、次は上から通して、順々に訳す
  5. 1単語に1秒以上かかったら、訳を見て次の単語へ
  6. 最後までくればまた、上に戻る
  7. 全ての単語で1秒以内に答えられれば次のページへ
  8. 前ページでこれを繰り返す

 

結構、詳細化して書きました。一見手順が多くてめんどくさいように思いますが、慣れれば全然単純です。なんせここまでやらなければ凡人は覚えられません。

また※がついているところについて解説します。このとき覚える訳については、異なる意味があるときは全て覚えてください。似ている意味は一つで構いません。具体例を挙げると、”saving”については、「値引き、貯蓄、節約」という意味がありますが、1つだけ意味を覚えておいただけで、全ての場合で訳せるでしょうか?無理ですよね。その場合は、全部覚えてください。一方で”preserve”は「保護する、保存する」という意味がありますが、これは1つの意味だけ覚えておけば、どちらの場合でも訳せそうですよね。

このように、長文中で2つ目の意味で出題されたら、意味が分からないだろうと思う単語の意味については全部覚えるようにしてください。

何週すればいいの?

 

”覚えるまで”

です。冒頭でも少し書きましたが、私たちはそれぞれ才能によって覚える能力が決まっています。それにも関わらず、TOEIC900点取得者の人が5週して!と言ったから5週するといった、勉強法は明らかに合理的ではないですよね。

一応、凡人の私のほうが目安になると思うので、私の周回数を紹介すると、私の場合はだいたい「10周」ほど、金フレを使いました。10周と言っても、一回その単語を見て、約1秒以内に意味が浮かんだ単語についてはチェックをつけ、次の周では飛ばしていました。

また、私が本当に凡人かということにつきましては、コチラをお読みください。

筆者の経歴と生い立ち|ruralblog まず、初めに私のプロフィールを見ていただく前に、当サイト ruralblogの「ブログの起源と筆者のプロフィール」についての記事...

 

「金フレ」の使い方のまとめ

「金フレ」の使い方のまとめとして以下の手順で単語学習を行ったので、まとめておきます。

  1. ひとまず単語帳を1周してみる
  2. このとき意味は分かってもイメージが分からない単語・熟語を選出する
  3. その単語・熟語と意味をノートに書く
  4. その下に例文を書く
  5. 先頭に戻る(1秒以内に意味が浮かんだものは次の周では無視)

これを10周以上。

 

まとめ

 

ここまでに、説明した方法で金フレを使ってTOEIC対策をしてみてください!

英単語学習には最低でも1日3時間×2週間くらいの時間をかけて取り組んでください。もちろん長期的にする場合は、1時間×6週間とかでも構いません。

そうすれば、必ず効果を実感できるはずです。

 

今回は、以上になります!質問や疑問点などございましたら、ぜひぜひ「お問い合わせ」の方からご連絡ください!

その他、勉強法や就活、プログラミングに関する相談なども受け付けています!